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【お役立ち情報】服装

端的にいうと
・ジャワ島は意外に涼しい。朝夜は22℃前後なので、長袖やショールが1枚あると重宝。
・文化上、露出の多い服装は避けた方が無難。特に女性は注意。
・寺院観光の服装規定はなし。
ジョンブラン洞窟・チュービングやラフティングなどのウォーターアクティビティは汚れたり濡れたりしてもいい服で。
イジェン山ブルーファイアなど深夜のトレッキングは防寒機能も兼ねた本格的な装備が必要。

詳しくシーン別にお話ししていきます。


全体としては
暑い国なので、日中の観光はできるだけ涼しく、動きやすい恰好で。ただジャワ島ではイスラム教が強いことから、( 特に女性の ) 肌の露出が多い服装は好まれません。詳しく言うと、二の腕はセーフですが、胸元・太ももはアウトです。
1年中、日中は日射しが強いので、サングラス・帽子などの日除けグッズはお忘れなきよう。
あと、雨季は大雨に当たることもあるので、靴よりもサンダルの方が楽です。

ボロブドゥール寺院プランバナン寺院・その他寺院遺跡
少し前までは服装の規定がありましたが、今はもう規定はありません。極端な話、タンクトップ + 短パン + ビーチサンダルという超ラフな格好でも入場できます。
ただ、ジャワは想像以上に涼しいです。早朝は22℃くらいですので、ボロブドゥール寺院サンライズはじめ朝日鑑賞の際、Tシャツ1枚ではすこし寒いかもしれません。心配な方はショールや薄手のカーディガンをお持ちください。

ジョンブラン洞窟・チュービング・ラフティング
ジョンブラン洞窟では泥や水滴によって上も下も汚れます。汚れてもいい服でご参加ください。
チュービング・ラフティングでは下着も含めて全部濡れます。こちらも濡れてもいい服を着てください。土地柄、水着より軽装の方が無難です ( 女性は特に )。
ジョンブラン洞窟とチュービングどちらも行く場合は、2つとも同じ服で参加してしまうのが手っ取り早くていいと思います。アクティビティ後の着替えを忘れずに持って来てください。
足元はビーチサンダルがベストです。

サンライズ登山 ( ムラピ山、メルバブ山、プラウ山など )
深夜の登山ですし、標高3,000m前後まで登るので気温はかなり低いです。防寒機能も備えたスポーツ用のジャケット・手袋・帽子・トレッキングシューズが必要です。

ムラピ火山ジープアドベンチャー
舗装されていないオフロードを走行します。乾季には道が乾いていて砂塵が舞いやすく、髪や服に付着します。帽子やサングラスは砂塵除けになるのでお持ちいただいた方がいいです。
また川を走るアクティビティ付きのコースの場合、濡れる場合があるのでタオルや着替えをご用意ください。

ブロモ火山
朝・夜は5℃~10℃くらいまで下がります。夜間や早朝に観光に出る場合は、日本の冬用の洋服が 必要です。また常に砂塵が舞っています。帽子・サングラス・マスクは防寒だけではなく砂塵除けにもなるので持参をおすすめします。

イジェン火山ブルーファイア登山
深夜の登山のため、ジャケット・手袋・帽子・トレッキングシューズをご用意ください。ブルーファイアまでは火口湖の斜面を上り下りします。舗装されておらず、流砂でかなり滑りやすいので底が厚いしっかりとしたシューズがおすすめです。

スカマデ
ウミガメがやってくるのを海辺でひたすら待ちます。風が強くすこし肌寒く感じることがあるので、パーカーなどを用意した方が無難です。

【お役立ち情報】たばこ

すこし前に「インドネシア、チェーンスモーカーの2歳児」ってニュースになっていましたね。世界が禁煙一色に進むなか、インドネシアはまだまだ喫煙天国です。成人男性の喫煙率は75%を越えるそうです。また若い女性の喫煙率も上がっています。

インドネシアでは、たばこ産業は一大産業で東ジャワには広大な工場があります。またスラバヤにはサンプルナの家というタバコ博物館があり、そこでは工員の女性が超高速でたばこを巻く作業をする圧巻の光景を見学できます。ボロブドゥールの周りにもたばこ畑はたくさんあり、収穫の時期になると村総出で夜通し作業をします。

ホテルやレストランでは禁煙・喫煙の区別があるところもあります ( 新しいホテルでは客室も含めて全館禁煙のろころもあり ) が、観光地や公共の場ではほとんどありません。さすがに寺院遺跡を観光中に吸う人はいませんが、マリオボロ通りでは歩きたばこは当たり前ですし、ローカルバスでは前に座ったおじちゃんが始終プカプカ吸っていたなんてこともあります。
スモーカーにとってはどこでも吸えてパラダイスですが、嫌煙家にとっては煙から逃げるのは他の国よりもはるかに難しいです。

【お役立ち情報】お酒

お酒を禁じているイスラム教が人口の約90%を占めるジャワ島では、日本のようにどこででもお酒が買えたり飲めたりするわけではありません。
ということで、お酒好きの人必見!今回はジャワ島でのお酒事情とジョグジャカルタ・ボロブドゥールでお酒の買える・飲める場所を紹介していきます。

ジョグジャカルタ・ボロブドゥールでは一部のスーパーマーケットでしか購入できません。
また外国人向けのレストランやバー以外のふつうのレストランや食堂ではお酒は置いていません。

敬虔なイスラム教徒にとってお酒は悪という考え方が一般的ですので、外からホテルにお酒を持って帰る場合などは、他の人からの見えないように鞄に入れるなどの配慮をした方がいいでしょう。

それから、知り合ってすぐの人を気軽にお酒の席へ誘うのもNGです。
また女性に化粧品や香水などをプレゼントするのも、一部の化粧品・香水にはアルコール成分が入っているので、注意が必要です。

…というのは表面的なお酒に関する注意事項で、とーってもゆるいジャワ島はイスラム教徒でもお酒が大好きな人たちが結構いるのが本当のところです。当然ブラックマーケットはありますし、もっとオープンにビール片手ににっこり笑う写真をソーシャルメディアにUPする人もいたりして、こっちが狼狽してしまいます。

参考までに、ビールが買える・飲めるお店の情報です。

ジョグジャカルタ
<買える場所>
・マリオボロモール地下1階のスーパーマーケット
・ローカルショッピングモール Toko Progo 1階のスーパーマーケット ( カスタマーサービスカウンターで購入 )

<飲める場所>
マリオボロ通りにあるレストラン「Legian Garden Restaurant 」
・マリオボロ通り周辺のバー
・プラウィロタマン周辺のレストランやカフェバー
・外国人向け高級レストラン
・一部のホテルのなかのバーやレストラン

ボロブドゥール
<買える場所>
ブラックマーケットのみ。ブラックマーケットは顔見知りにしか販売しません。

<飲める場所>
一部のホテルのレストランのみ

種類はビール数種 ( ビンタンビール、ハイネケンなど )とワイン。
高級レストランでも日本酒・紹興酒などは置いていないところがほとんどです。

また価格も日本とほぼ同じくらい または 日本よりも高いです。

あくまでもお酒が手に入りにくいというのは中部ジャワ・東部ジャワの話で、同じジャワでもジャカルタではお酒には不自由しないそうですし、バリは大多数がヒンドゥー教徒なのでアルコールについては違う文化があります。